よくある質問と答え

集合住宅への地デジ導入(BS・110度CS放送導入)の方法

Q:
マンションのオーナー・不動産管理会社・管理組合の役員ですが、集合住宅への地デジ導入(BS・110度CS放送導入)の方法を知りたい。
A:
既存集合住宅の築年数、世帯数、階数などによって、改修内容や費用が異なります。受信アンテナの受信帯域の確認やブースターの調整等で済む場合もありますが、各家庭の壁に付いている直列ユニットテレビ端子の交換が必要な場合などがあり、1世帯当たりの改修費用も改修内容によって大きく異なります。

(1)VHF→VU(地デジ伝送)に改修する場合

UHFアンテナ地デジの電波を受信して、U/V混合器を使用し、現状のVHFアナログ放送地デジを混合して伝送します。

  1. 伝送機器がUHFに対応していない場合
    分岐器分配器直列ユニットテレビ端子地デジ用に交換する必要があります。
  2. VHFブースターを使用している場合
    UV用ブースター地デジ用)に交換し、信号レベルの調整をします。
  3. 同軸ケーブルが老朽化していたり、細くて地デジの電波の減衰が大きい場合
    3C-2V同軸ケーブルの場合等では、UHFまで安定に伝送できる同軸ケーブルS-5C-FB等に交換する必要がありますが、同軸ケーブルが引き抜けない場合には露出配線となる場合があります。

(2)VHF→VU(地デジ伝送)+BS・110度CSに改修する場合

UHFアンテナ地デジの電波を受信して、U/V混合器を使用し、現状のVHFアナログ放送地デジを混合し、またBS・110度CSアンテナで受信したBS・110度CS放送を、UV/ BS・110度CS混合器を使用して混合し、伝送します。

  1. 伝送機器がUHF やBS・110度CSに対応していない場合
    分岐器分配器直列ユニットテレビ端子を交換する必要があります。
  2. VHFブースターを使用している場合
    UV/ BS・110度CS用ブースターに交換し、信号レベルの調整をします。
  3. 同軸ケーブルが老朽化していたり、細い場合

3C-2Vの場合等では、BS・110度CSまでを安定に伝送できる同軸ケーブルS-5C-FB等に交換する必要がありますが、同軸ケーブルが引き抜けない場合には露出配線となる場合があります。

(3)VU(アナログ受信)→VU(地デジ伝送)に改修する場合

伝送機器は、UHF伝送用機器が使用されていると考えられますが(*1)、UVブースターが地デジ対応になっていないと思われるので、次の方法によって地デジを受信できるようにします。

(*1)周波数変換器によってUHFをVHFに変換している場合には伝送機器はUHF対応になっていない可能性があります。その場合には、分岐器分配器直列ユニットテレビ端子の交換が必要となる可能性があります。

[1]アナログ放送地デジの電波が同一方向から到来する場合
  • UHFアンテナ地デジに対応している場合
    UHFアンテナの交換は不要です。伝送チャンネル数がアナログ放送地デジに増えるので、UVブースターのUHF出力運用レベルを下げる調整が必要となります。UHF出力レベルを下げた結果、端末のテレビ端子の信号レベルが不足する場合には、UVブースターを高出力ブースターに交換する等の処置が必要となる場合があります。
  • UHFアンテナ地デジに対応していない場合
    UHFアンテナの交換が必要です。加えて、伝送チャンネル数がアナログ放送地デジに増えるので、UVブースターの出力レベルを下げる調整が必要となります。UHF出力レベルを下げた結果、端末のテレビ端子の信号レベルが不足する場合には、UVブースターを高出力ブースターに交換する等の処置が必要となる場合があります。
[2]アナログ放送地デジの電波が異方向から到来する場合

UHFアンテナを追加して地デジを受信し、U/U混合器を使用して現状のUHFアナログ放送と混合します。またU/V混合器を使用して現状のVHFアナログ放送と混合します。伝送チャンネル数がアナログ放送地デジに増えるので、UVブースターのUHF出力レベルを下げる調整が必要となります。UHF出力レベルを下げた結果、端末のテレビ端子の信号レベルが不足する場合には、UVブースターを高出力ブースターに交換する等の処置が必要となる場合があります。

(4)VU(アナログ受信)→VU(地デジ伝送)+BS・110度CSに改修する場合

(3)の記載と同様の改修を行うことに加えて、次の方法によってBS・110度CSデジタル放送を受信できるように改修します。

[1]伝送機器がBS・110度CSデジタル対応になっていない場合

分岐器分配器直列ユニットテレビ端子がBS・110度CSデジタル対応になっていない場合、分岐器分配器直列ユニットテレビ端子の交換が必要です。
また、BS・110度CSデジタル放送受信用アンテナの追加、UV用ブースターをUV/BS・110度CS用ブースターに交換または追加することが必要となります。

[2]伝送機器がBS・110度CSデジタル対応になっている場合

BS・110度CSデジタル放送受信用アンテナの追加、UV用ブースターをUV/BS・110度CS用ブースターに交換または追加することが必要となります。

*この場合、UV/BS・110度CS用ブースターには、U/V/BS・110度CSの独立入力端子(UV分離/独立切替可能)があるのでU/V混合器は不要な場合があります。しかし、U/U混合機能はないので、地デジの電波が異方向から到来する場合には(3)[2]のように受信点で別にU/U混合器が必要です。

ブースターの交換や追加を行う位置や容量等によって、新たに電源工事が必要となる場合もあります。

(5)VU(アナログ受信)/BS(アナログ受信)→VU(地デジ伝送)+BS・110度CSに改修する場合

(3)の記載と同様の改修を行うことに加えて、次の方法によってBS・110度CSデジタル放送を受信できるように改修します。

[1]伝送機器がBS・110度CSデジタル対応になっていない場合

分岐器分配器直列ユニットテレビ端子がBS・110度CSデジタル対応になっていない場合、分岐器分配器直列ユニットテレビ端子の交換が必要です。
また、BSアンテナをBS・110度CS放送受信用アンテナに交換します。さらに、VU(アナログ受信)/BS(アナログ受信)用ブースターをUV/BS・110度CS用ブースターに交換します。

[2]伝送機器がBS・110度CSデジタル対応になっている場合

BSアンテナをBS・110度CS放送受信用アンテナに交換します。また、VU(アナログ受信)/BS(アナログ受信)用ブースターをUV/BS・110度CS用ブースターに交換します。

*この場合、UV/BS・110度CS用ブースターには、U/V/BS・110度CSの独立入力端子(UV分離/独立切替可能)があるのでU/V混合器は不要な場合があります。しかし、U/U混合機能はないので、地デジの電波が異方向から到来する場合には(3)[2]のように受信点で別にU/U混合器が必要です。

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