用語解説

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同軸ケーブル

同軸ケーブルやF型コネクタは、アンテナで受信したテレビ放送の信号をテレビ受信機まで伝送するもので、途中の伝送機器間を接続するものです。同軸ケーブルは断面が同心円状で中心の内部導体と外側の外部導体の間に絶縁物を設けて信号を伝送します。外部導体が遮蔽構造になっているので、ケーブルからの不要放射や外来雑音に強いと言う特長があります。接続部のコネクター処理には十分な注意が必要で、極度な圧迫や折り曲げは禁物です。

3C-2V
絶縁物が充実ポリエチレンで、外部導体が銅編組の仕上りです。外径が約5.3mmで作業性に優れますが、内部導体が0.5mmφと細いので曲がったり折れたりすることが多々あります。UHF帯での伝送損失が大きいので、地デジの改修に当っては、このケーブルが使用されている場合は全て新しい別のケーブルに交換する必要があります。なぜなら外部被服(シース)の塩化ビニールが経年劣化により銅編組が錆びて外部導体の機能を失いUHF帯での損失が極度に増加するディップ現象が生じる場合があるからです。

S-5C-FB
BSやCS放送に併せて開発されたテレビ受信に適した同軸ケーブルです。絶縁物が損失の少ない発泡ポリエチレン、外部導体には両面アルミ箔貼付けのプラスチックテープとさらに補強を兼ねた錫めっき軟銅線編組がその周囲を覆っており、シースは塩化ビニールで仕上り外径は約7.7mmです。

室内引廻しにはひと回り小さいS-4C-FBが適しています。屋外用には耐候性のすぐれたポリエチレンシースのS-5C-HFLがありますが、構造的にやや硬いので取扱いに注意が必要です。機器との接続にはケーブル夫々に合致したコネクターを取付けます。外径の異なるコネクターを無理に使用すると接触不良等の故障の原因になるので絶対にしないでください。
S-5C-HFLに使用する防水コネクターには専用工具が必要なものもありますので入手の際に注意してください。


●同軸ケーブルの減衰量

日本電線工業規格 JCS-5423 最大減衰量=標準減衰量×115%以下 1000m当りの減衰量(dB)
周波数(MHz) 同軸ケーブルの種類と減衰量
S-5C-FB S-7C-FB
90 56.8 41.7
220 95.0 68.0
470 145 105
770 192 140
1300 261 193
1550 291 215
1770 315 234
2000 340 253
2150 355 265

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